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小樽市の宿泊施設の現況と展望

宿泊施設数・規模面では、道央圏内において宿泊施設の存在感が大きく、2019年時点で施設数94・客室数2,125室というデータがあります。

観光入込客数、および宿泊客数はコロナ禍の影響を受けたものの、近年は回復傾向にあります。

例えば、令和5年度には宿泊客数が約90万3,000人となり、対前年度比121.9%でした。

また、令和6年度(全期)では観光入込客数が約806万8,800人と、7年ぶりに800万人を突破。宿泊客数も過去最多を更新しています。

宿泊滞在に関しては、従来「日帰り観光」が強く、宿泊に至らない観光客の割合が指摘されてきました。例えば、2017年の調査では回答者の86.1%が市内に宿泊していないとのデータがあります。

宿泊施設側でも、高付加価値化改修が進んでおり、例えば運河沿いの旅館で客室面積を広げたり、ペット同伴客室を設けるなどの動きがあります。

滞在型観光へのシフトが重要な課題です。宿泊を伴わない半日・日帰り観光が多かったため、宿泊需要を掘り起こし「1泊以上の滞在」を促す施策や宿泊プランが期待されます。

高付加価値宿泊施設の強化が進むと見られます。改修・リノベーションによるラグジュアリー、デザイン性、体験価値の高い宿泊施設の拡充が、単価向上・客層拡大につながる可能性があります。

インバウンド(訪日外国人)需要の回復と拡大も鍵です。令和6年度には外国人宿泊者数が過去最高を記録するなど、海外からの誘客が盛り上がっています。

新規宿泊施設のオープン・再生も見られ、2022年以降「ブティックホテル」「ビジネスホテル」など多様な宿泊スタイルの参入があります。

地域資源(歴史的建造物・運河・ガラス工芸・食文化)との連動による宿泊+体験商品造成が求められます。

例えば宿泊に加えてガラス吹き体験・運河クルーズなどを組み込むことで、滞在時間延伸が期待されます。

ただし、交通アクセスや宿泊単価の上昇、競争激化、季節偏重(観光集中時期)などの課題もあり、柔軟な稼働管理・オフシーズン対策が今後の鍵となります。

小樽市の宿泊施設は「回復基調かつ成長余地あり」の状況にあり、今後「宿泊滞在を伸ばす」「高付加価値化」「多様な宿泊スタイルの提供」が重要な方向だと考えられます。

札幌市の宿泊施設の現況と展望

札幌市では、観光・宿泊市場が着実に回復・拡大してきています。2024年度には来札観光客数が約1,525万7千人と、前年度比で約4.9%の増加。 また、外国人宿泊者数は約161万人から約217万9千人へ35.2%の増加となりました。 客室稼働率に ... 続き

旭川市の宿泊施設の現況と展望

旭川市の観光入込客数は、令和5年度に約4,735,000人(前年度比114.5%)と回復傾向にあります。 宿泊需要についても、以前は減少トレンドだったものが、2010年代後半から増加に転じ、2017年度には延べ宿泊数が約93.6万泊に達したとのデータ ... 続き

小樽市の宿泊施設の現況と展望

宿泊施設数・規模面では、道央圏内において宿泊施設の存在感が大きく、2019年時点で施設数94・客室数2,125室というデータがあります。 観光入込客数、および宿泊客数はコロナ禍の影響を受けたものの、近年は回復傾向にあります。 例えば、令和5年度 ... 続き

函館市の宿泊施設の現況と展望

函館市では宿泊施設の状況が着実に回復・整備されつつあります。 市の資料によれば、2022年度時点で宿泊キャパシティは客室数約10,900室、定員約27,400人に達しています。 また、ビジネスホテル等の施設数も、2019年から2024年までの5 ... 続き

富良野市の宿泊施設の現況と展望

富良野市では、宿泊施設数が増えており、「簡易宿所」や「住宅を活用した宿泊施設(民泊)」など多様な形態が拡大しています。 例えば、令和7年1月時点で届出された民泊施設数が52件、宿泊施設総数が265施設というデータがあります。 宿泊客・宿泊延数の ... 続き

美瑛町の宿泊施設の現況と展望

美瑛町は「丘のまち」として国内外から人気の観光地ですが、宿泊施設をめぐる状況には特徴と課題があります。 例えば、2023年度には町内宿泊延数が約16 万泊と報告されています。 また、宿泊施設数そのものも、過去に「宿泊施設数:72件」と記されてお ... 続き

帯広市の宿泊施設の現況と展望

帯広市・十勝地域の観光・宿泊施設は、コロナ禍からの回復途上ながら着実な回復動向が見られます。 たとえば、令和5年度において十勝管内の観光入込客数は前年度比11.2%増の約1,145万人となり、道外客が25.5%増の約241万人と大きく伸びました。 ... 続き

釧路市の宿泊施設の現況と展望

釧路市の宿泊・観光市場は、コロナ禍からの回復段階にあると言えます。令和5年度(2023年度)には観光入込客数が約 418万人 に回復し、前年度比+9.8%となりました。 また、宿泊客延数は約 126万人泊 で、コロナ前の平成30年度比で約82%にまで ... 続き

網走市の宿泊施設の現況と展望

宿泊客の延べ数は約162.5万人(国内外合計)で、コロナ禍前の水準の約92.1%まで回復しています。 宿泊施設の供給が拡大しており、2016年時点で市内に39施設/1,655室が確認され、2012年時点から客室数が約26%増加しています。 宿泊 ... 続き