ガイドブックス株式会社

札幌市では、観光・宿泊市場が着実に回復・拡大してきています。2024年度には来札観光客数が約1,525万7千人と、前年度比で約4.9％の増加。

また、外国人宿泊者数は約161万人から約217万9千人へ35.2％の増加となりました。

客室稼働率については、2023年度で平均約72.1％に達しており、コロナ以前の水準に迫る勢いです。

ただし月別で大きく変動しており、例えば夏季の稼働が強い一方で、季節・月によって稼働率が低めになる時期もあります。

また、宿泊施設の供給も拡大しています。ビジネスホテル数は2019年1月時点の110施設から、2024年7月時点で131施設と、5年間で約19％増加しました。

供給増加やインバウンド回復の中で、宿泊施設側は「稼働率の季節変動」「宿泊単価（ADR）の上昇／維持」「中心市街地・観光地以外での滞在延伸」などの課題に直面しています。

特に、観光・イベント需要に伴うピーク対応はあるものの、オフピーク時の稼働改善が今後のテーマです。

札幌市中心部では、大型ホテル・外資系ホテルの新規開業が続いており、宿泊単価向上や宿泊層の多様化が期待されています。

例えば、北海道新幹線札幌延伸構想など、交通アクセスの改善が宿泊需要の底上げにつながるとみられています。

中心部だけでなく郊外・周辺地域への宿泊誘導、観光体験を含めた宿泊商品の開発が今後の鍵です。観光客一泊のみならず、複数泊・滞在型の需要掘り起こしが見込まれています。

ピーク時の稼働は高水準ですが、季節・月別の変動が大きいため、閑散期の稼働改善や宿泊単価維持のための戦略が必要とされています。

札幌市の宿泊施設市場は「量的回復＋質的成長」の段階に入りつつあり、今後は“どのように宿泊単価を維持・向上させ、滞在を延ばし、多様な宿泊ニーズに応えるか”が鍵になると考えられます。

札幌市では、観光・宿泊市場が着実に回復・拡大してきています。2024年度には来札観光客数が約1,525万7千人と、前年度比で約4.9％の増加。 また、外国人宿泊者数は約161万人から約217万9千人へ35.2％の増加となりました。 客室稼働率に ... 続き

旭川市の観光入込客数は、令和5年度に約4,735,000人（前年度比114.5％）と回復傾向にあります。 宿泊需要についても、以前は減少トレンドだったものが、2010年代後半から増加に転じ、2017年度には延べ宿泊数が約93.6万泊に達したとのデータ ... 続き

宿泊施設数・規模面では、道央圏内において宿泊施設の存在感が大きく、2019年時点で施設数94・客室数2,125室というデータがあります。 観光入込客数、および宿泊客数はコロナ禍の影響を受けたものの、近年は回復傾向にあります。 例えば、令和5年度 ... 続き

函館市では宿泊施設の状況が着実に回復・整備されつつあります。 市の資料によれば、2022年度時点で宿泊キャパシティは客室数約10,900室、定員約27,400人に達しています。 また、ビジネスホテル等の施設数も、2019年から2024年までの5 ... 続き

富良野市では、宿泊施設数が増えており、「簡易宿所」や「住宅を活用した宿泊施設（民泊）」など多様な形態が拡大しています。 例えば、令和7年1月時点で届出された民泊施設数が52件、宿泊施設総数が265施設というデータがあります。 宿泊客・宿泊延数の ... 続き

美瑛町は「丘のまち」として国内外から人気の観光地ですが、宿泊施設をめぐる状況には特徴と課題があります。 例えば、2023年度には町内宿泊延数が約16 万泊と報告されています。 また、宿泊施設数そのものも、過去に「宿泊施設数：72件」と記されてお ... 続き

帯広市・十勝地域の観光・宿泊施設は、コロナ禍からの回復途上ながら着実な回復動向が見られます。 たとえば、令和５年度において十勝管内の観光入込客数は前年度比11.2％増の約1,145万人となり、道外客が25.5％増の約241万人と大きく伸びました。 ... 続き

釧路市の宿泊・観光市場は、コロナ禍からの回復段階にあると言えます。令和5年度（2023年度）には観光入込客数が約 418万人 に回復し、前年度比＋9.8％となりました。 また、宿泊客延数は約 126万人泊 で、コロナ前の平成30年度比で約82％にまで ... 続き

宿泊客の延べ数は約162.5万人（国内外合計）で、コロナ禍前の水準の約92.1％まで回復しています。 宿泊施設の供給が拡大しており、2016年時点で市内に39施設／1,655室が確認され、2012年時点から客室数が約26％増加しています。 宿泊 ... 続き