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201
4-1-2 時差と飛行所要時間
Time difference and flight time
時差とは、地球を経度で区切った各地域の標準時の差を指します。日本は東経135度を基準とした日本標準時(JST、UTC+9)を採用し、例えばニューヨーク(UTC-5)とは14時間の時差があります。サマータイム実施国ではさらに1時間進められるため注意が必要です。
時刻表の見方では、出発時刻・到着時刻はすべて「現地時間」で表示されます。したがって、海外路線では時差を考慮しなければなりません。例えば、東京発22:00、ロンドン着翌日04:00とあれば、日本時間でのフライト所要時間は約14時間ですが、時差(-9時間)を差し引いて調整します。
現地時間の計算は、出発地の標準時に時差を加減することで行います。例:日本12:00発 → パリ(UTC+1、サマータイムUTC+2)の場合、日本との時差は-8時間または-7時間なので、到着予定を換算すると現地時間を把握できます。
飛行所要時間の計算は、出発時刻と到着時刻をそれぞれ日本時間やUTCに換算し、その差を求めるのが基本です。単純に時刻表の数字を引くだけでは時差の影響で誤差が出るため、必ず標準時を統一してから計算します。
こうした知識により、旅行計画や乗継ぎ判断を正確に行うことができます。
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海外旅行実務詳細
1-1 時差の基礎知識
時差の概念とは、地球の自転を基準に各地域で異なる標準時を採用しているために生じる時間の差を指します。 世界の標準時間は、イギリス・ロンドン郊外のグリニッジ天文台を通る子午線(経度0度)を基準とした「グリニッジ標準時(GMT)」に基づき、現在は国際的に「協定世界時(UTC)」が用いられています。地球は24時間で360度自転するため、15度ごとに1時間の時差が生じ、各国はその地域に適した標準時を設定しています。 日付変更線は、おおむね経度180度に設けられ、東から西へ越えると日付が1日進み、西から東 ... 続き
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1-2 時差表(International Time Calculator)の見方
時差表(International Time Calculator)の見方は、世界各都市間の時差を一目で確認するための基本資料の理解に基づきます。 時差表は、縦軸と横軸に主要都市名や都市コード(例:TYO=東京、NYC=ニューヨーク、LON=ロンドン)が並び、交差するマスに「時差の差」が表示されます。例えば、東京(JST=UTC+9)とロンドン(LON=UTC±0)の交差部分には「-9」と記され、東京が9時間進んでいることを意味します。 見方の基本は、まず基準となる都市を決め、その都市の時間を起 ... 続き
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1-3 複数の時間帯がある国
複数の時間帯がある国とは、国土が広大で経度の差が大きいために、国内で複数の標準時(タイムゾーン)を採用している国を指します。 代表例はアメリカ合衆国で、本土だけでも東部(EST)、中部(CST)、山岳部(MST)、太平洋(PST)の4つがあり、アラスカ(AKST)、ハワイ(HST)を加えると6つに区分されます。ロシアは世界最大の国土を有し、かつては11の時間帯を持っていましたが、現在は9に整理されています。カナダも6つの時間帯を有し、東部から太平洋まで幅広く設定されています。 一方、国土が広くて ... 続き
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2 現地時間の計算
現地時間の計算とは、基準となる都市の時刻と両都市間の時差を用いて、別の都市の現地時間を求める方法です。 基本式は、 「基準都市の時刻 ± 時差 = 現地時間」です。 例えば、日本(JST=UTC+9)を基準に考えると、ロンドン(UTC±0)は9時間遅れています。したがって、東京が10:00なら、ロンドンは10:00-9時間=01:00となります。逆に、ニューヨーク(EST=UTC-5)は14時間遅れなので、東京が10:00ならニューヨークは前日の20:00です。 計算の際に注意が必要なの ... 続き
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3 飛行所要時間の計算
飛行所要時間の計算とは、出発地と到着地の現地時刻を基準に、実際の飛行に要する時間を求める方法です。 計算の基本は、 「到着地の現地到着時刻 − 出発地の現地出発時刻 ± 時差調整 = 飛行所要時間」です。 例えば、東京(JST=UTC+9)を10:00に出発し、ロンドン(UTC±0)に15:00着の場合、単純計算では15:00−10:00=5時間。しかし、東京とロンドンには9時間の時差があるため、実際の所要時間は5時間+9時間=14時間となります。 注意点として: 1. 日付変更線 ... 続き
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