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  • 3-1-6 JR料金の特例②

    JR fare exception ②
    JR運賃・料金を計算する際、JR各社にまたがる場合の取扱いは重要です。

    まず新幹線の特急料金については、区間がJR東日本・東海・西日本など複数会社にまたがる場合でも、通しの距離に基づいて一括して計算されます。例えば「東京~新大阪」の場合、東海と西日本にまたがりますが、乗車券・特急券は通しで発券され、特急料金も全区間の営業キロで算出されます。ただし、経路や列車により一部会社ごとに区切って計算される場合もあります。

    次にグランクラス料金については、新幹線の最上位クラスであり、通常の「特急料金+グリーン料金」に加え、グランクラス利用のための加算料金が必要です。グランクラス料金は会社ごとに設定されており、JR東日本管内では「サービスあり(飲食付)」と「サービスなし」の2種類が存在します。これに対し、JR東海・西日本管内では飲食サービスは提供されず、シート料金として設定されています。したがって、JR各社にまたがる場合は区間ごとに料金を分割して計算し、通算して合計額を算出する必要があります。

    このように、新幹線の特急料金は原則通し計算ですが、**グランクラス料金はJR各社ごとに加算される**点が大きな特徴です。

      国内旅行実務

    • 日時:// ~ //
    • 名称:
    • 場所:
    • 料金:¥0 (消費税込)
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    1-1 料金を通算できない場合

    JRでは、複数の新幹線を利用する際に、通常は「通算」(連続した乗車として料金をまとめて計算)できます。しかし、JR各社をまたいで乗り継ぐ場合には、次の条件に該当すると料金の通算ができません。 まず、通算ができるのは同一会社内の新幹線同士の乗り継ぎに限られます。たとえば、東海道新幹線(JR東海)から山陽新幹線(JR西日本)への直通(例:東京~博多)は通算可能ですが、JR東日本とJR東海の境界をまたぐ乗り継ぎで、列車が直通していない場合(例:東北新幹線から東海道新幹線へ東京駅で乗換)は通算できません。 ... 続き
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    1-2 JR各社にまたがる新幹線の料金計算

    新幹線を利用する際、JR東日本・東海・西日本など複数の会社線をまたいで乗車する場合があります。基本原則として、運賃は通算して1枚の乗車券で計算できますが、料金(特急料金など)は会社ごとに区分して計算されます。 例えば、東京~新大阪間(東海道新幹線)はJR東海単独区間なので1社分で済みますが、東京~博多間のように東海・西日本の2社にまたがる場合は、熱海駅(または会社境界駅)を境に特急料金を分けて計算します。 また、複数会社をまたぐ場合でも、同一列車で通し利用する際は通算料金の特例が適用されることが ... 続き
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    2 JR各社にまたがる場合のグランクラス料金

    JR料金の特例 ― グランクラス料金(JR各社をまたがる場合) グランクラスとは、東北・北海道・北陸・上越新幹線などで導入されている、最上級の座席・サービスを提供する特別車両のことです。グリーン車より上位に位置し、専用シートや軽食、ドリンクなどの付加サービスが含まれます。 通常、JR各社(JR東日本・JR西日本など)をまたがって利用する場合には、グランクラス料金は区間ごとに計算され、通算されません。これは各社の運賃・料金体系が独立しているためで、たとえば「東京→金沢」(JR東日本+JR西日本)間 ... 続き