R運賃計算の基本(片道普通旅客運賃の計算手順)は、鉄道運賃の基礎であり、旅行業務実務でも重要です。
① 営業キロの確認
出発駅から到着駅までの「営業キロ」(運賃計算上の距離)を、JRの営業キロ表で確認します。直通経路がない場合は最短経路を採用します。
② 運賃表による運賃の決定
営業キロに対応する「片道普通旅客運賃表」を用いて、該当距離の運賃を確認します。JR運賃は10円単位で四捨五入され、1円単位は切り上げです。
③ 運賃計算の端数処理
複数路線をまたぐ場合や営業キロの合算時、端数 ... 続き
地方交通線だけを利用する場合の片道普通旅客運賃の計算は、JR運賃計算の中でも特例的な扱いが必要です。
地方交通線とは、利用者が少ない地域で運行される支線などを指し、運賃計算においては「換算キロ制」が適用されます。これは、地方交通線の経営効率や路線維持コストを考慮し、実際の営業キロ(実キロ)をそのままではなく、一定の係数を掛けて運賃計算キロ(換算キロ)に直す制度です。
手順は次の通りです。
① 営業キロの確認:出発駅から到着駅までの距離(実キロ)を調べます。
② 換算率の適用:地方交通線に該当 ... 続き