旅行業務取扱管理者 ガイドブックス

日本国内の世界遺産は文化遺産・自然遺産・複合遺産に分類され、文化遺産では「法隆寺地域の仏教建造物」「古都京都の文化財」「姫路城」「原爆ドーム」「富岡製糸場」「百舌鳥・古市古墳群」など、自然遺産では「屋久島」「白神山地」「知床」「小笠原諸島」があり、複合遺産として「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」が登録されています。

国立公園に属する観光資源としては、日光国立公園の華厳滝や中禅寺湖、阿寒摩周国立公園の阿寒湖・摩周湖、瀬戸内海国立公園の厳島、阿蘇くじゅう国立公園の阿蘇山などが代表的です。これらは景勝地や生態系保護を目的に観光と保全が両立されています。

ラムサール条約登録湿地は、釧路湿原（北海道）、瓢湖（新潟）、佐渡のトキ保護湿地（新潟）、琵琶湖（滋賀）、漫湖（沖縄）、石垣島名蔵アンパル（沖縄）などがあり、水鳥の生息地や生物多様性保全の観点から国際的に重要とされています。

このように日本の観光資源は世界的な文化的・自然的価値を有し、国際的保護制度によって保存されています。

日本国内の世界遺産には、文化・自然の両面で多様な観光資源が存在する。 代表的なものとして、まず「法隆寺地域の仏教建造物」（奈良県）は世界最古の木造建築群として知られ、飛鳥時代の仏教文化を今に伝える。 また「古都京都の文化財」には清水寺や金閣寺などが含まれ、日本の伝統的な美意識と建築技術を象徴する。 さらに「姫路城」は保存状態の極めて良い天守閣を有し、戦国から江戸初期の城郭建築の粋を示す。 自然遺産としては「屋久島」が代表的で、樹齢数千年の屋久杉や多様な生態系が見られる。 「白神 ... 続き

日本の国立公園は、美しい自然景観や多様な生態系、文化的景観が調和する地域として知られ、観光資源の宝庫である。 代表的なものとして、富士箱根伊豆国立公園では、富士山や箱根温泉、伊豆半島の海岸線などが挙げられる。雄大な山岳景観と温泉、湖沼、火山地形が織りなす観光地として国内外から人気を集めている。 日光国立公園は、華厳の滝や中禅寺湖、日光東照宮など、自然と文化が融合した観光資源が特徴である。紅葉の名所としても知られ、四季折々の風景が楽しめる。 また、阿蘇くじゅう国立公園では、世界有数のカルデラ ... 続き

日本のラムサール条約湿地は、水鳥の生息地などとして国際的に重要な湿地であり、豊かな自然景観と多様な観光資源を有しています。 代表的なものとして、釧路湿原（北海道）は日本最大の湿原で、タンチョウの生息地として知られ、展望台や遊歩道、カヌー体験など自然観察を目的としたエコツーリズムが盛んです。 尾瀬（群馬・福島・新潟県）は高層湿原の草花や山岳景観が魅力で、ミズバショウなどの季節の花々を楽しむ登山・トレッキング観光が人気です。 琵琶湖（滋賀県）は日本最大の湖であり、ヨシ原や水鳥観察が楽しめるほか ... 続き