• ガイドブックス株式会社は、宿泊施設の企画・運営・管理や観光事業、旅行業関連サービスの提供を通じて、観光資源の開発とプロモーションを目的とする企業です。
  •        112
  • 3-1-8 団体旅客の取扱い

    Handling group passengers
    JRの団体旅客制度は、旅行業務における見積りや手配に欠かせない重要な仕組みです。

    まず団体旅客とは、原則として同一区間を同一行程で旅行する8名以上の旅客を指します。団体には、一般団体、学生団体、学校行事団体などの種類があり、種別によって割引率や取扱いが異なります。

    指定保証金とは、団体乗車券の予約をする際に支払う申込金で、通常は概算運賃の一部(例:1割程度)が必要となり、後に精算されます。

    割引率については、一般団体では通常の普通運賃から1割引が基本で、学校行事団体や学生団体はさらに有利な割引率が適用されます。また、引率者や教職員については、一定数が無賃扱いとなる制度もあります(例:生徒一定人数につき1名が無賃)。

    さらに、団体旅客運賃には特例があり、長距離利用の際には端数処理の特例や、複数区間の一括計算などが認められ、より利用しやすい料金体系となっています。

    このように団体旅客制度は、教育旅行や観光団体旅行において大きなコストメリットをもたらし、旅行業務の実務で重要な役割を果たしています。

      国内旅行実務

    • 日時:// ~ //
    • 名称:
    • 場所:
    • 料金:¥0 (消費税込)
    旅行業務取扱管理者 ガイドブックス

    1-1 団体旅行の種類

    JRでは、一定の人数以上の旅行者が同一行程で移動する場合、団体割引運賃が適用される特例制度があります。これは観光・修学・業務などの団体利用を促進するための制度で、条件によりいくつかの種類があります。 主な種類は次の3つです。 1. 一般団体  大人・小児を合わせて8名以上が同一行程・同一区間を同一列車で利用する場合に適用。普通運賃が最大15%割引されます。旅行開始7日前までに申し込みが必要です。 2. 学生団体(修学旅行団体)  小・中・高校・大学などの正規教育機関が実施する修学旅行が対象で、 ... 続き
    旅行業務取扱管理者 ガイドブックス

    1-2 割引率と無償扱い

    JRでは、学校行事や社員旅行など団体での利用に対して、一定の条件を満たす場合に団体割引運賃が適用されます。 まず、団体旅行割引の対象は、同一行程・同一列車を同一日時に旅行する8名以上のグループです(学生団体は8名以上、一般団体は15名以上)。 割引率は、 • 一般団体旅客:普通運賃の10%引き • 学生団体旅客(学校教育旅行など):普通運賃の50%引き となります。なお、特急料金や指定席料金は通常どおり加算され、割引の対象外です。 また、*無償扱い(無料乗車)の特例もあり、引率者や添 ... 続き
    旅行業務取扱管理者 ガイドブックス

    2-1 団体旅客運賃の計算手順

    JR団体旅客運賃の計算手順は、修学旅行や社員旅行などで11名以上の旅客が同一行程で利用する場合に適用される特別割引運賃の算出方法です。 ① 団体旅客の定義と条件確認 同一行程・同一区間を同時に旅行する11名以上の旅客が対象。行程・日程が統一され、同一列車を利用することが原則です。 ② 営業キロの算出 出発駅から到着駅までの営業キロを確認します。経由駅がある場合は最短経路を採用します。 ③ 基準運賃の算定 個人用の普通片道運賃表を基準に、営業キロに応じた運賃を求めます。団体の場合も、ま ... 続き
    旅行業務取扱管理者 ガイドブックス

    2-2 団体旅客運賃計算の特例

    JRの団体旅客運賃計算の特例とは、一定人数以上の団体客に対して普通旅客運賃を割引して適用する制度で、旅行業務実務でも重要な運賃特例の一つです。 団体割引の対象は、同一行程・同一列車を利用する8名以上の旅客で、学校行事、観光団体、企業旅行などに広く適用されます。団体として扱われるには、同一出発地・同一目的地での往復・片道を一括で申し込み、1枚の乗車券として発行されることが条件です。 割引率は次の通りです: • 一般団体:運賃の10%割引 • 学校団体(小・中・高校生):運賃の5割引(教職員は3 ... 続き