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3-1-2 JR運賃の計算②
JR fare calculation ②
JRの運賃・料金計算においては、本州3社(JR東日本・東海・西日本)と3島会社(JR北海道・四国・九州)の取扱いに違いがあります。
まず、本州3社間の連続乗車では、会社の境界をまたいでも営業キロを通算して運賃を計算します。例えばJR東日本からJR西日本にまたがる場合でも一連の乗車として扱われます。これに対し、本州と3島会社をまたぐ場合は原則として境界駅で打ち切り計算となり、それぞれの会社ごとに運賃を算出して合算します。
ただし、例外として旅客の利便性を考慮し、一定の区間では通算計算が認められる「通過連絡運輸」の制度があります。これは本州を経由して他の島を移動する際に、乗車券を一枚で通し、営業キロを合算して計算できる仕組みです(例:北海道~本州~九州間)。この場合、通過する本州内の経路も含めて通算計算され、旅客にとって割安な運賃が適用されます。
したがって、JR運賃計算では「通算」と「打ち切り」の区別、さらに通過連絡運輸の適用有無を正しく理解することが不可欠です。
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国内旅行実務詳細
1 本州3社と3島を連続して乗車する場合
JR運賃・料金計算の基本として、旅客が複数の鉄道会社の線区をまたいで利用する場合の取扱いには明確なルールがあります。 日本のJRは、本州3社(JR東日本・JR東海・JR西日本)と、3島会社(JR北海道・JR四国・JR九州)の計6社に分かれています。 旅客がこれらの会社線を連続して乗車する場合、運賃計算上は原則として「一連の経路を通算して計算」します。つまり、会社が変わっても、一区間ごとに分けずに出発地から到着地までの総営業キロをもとに運賃を算出します。これを「通算計算の原則」といいます。 ... 続き
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1-1 本州3社と北海道を連続して乗車する場合
JRの運賃計算の基本では、営業キロ(距離)に基づき、利用区間ごとの「運賃表」で計算します。日本の鉄道は、JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州の各社が運営していますが、複数の会社線を連続して乗車する場合の取り扱いに特例があります。 特に、本州3社(東日本・東海・西日本)とJR北海道をまたがって利用する場合は、これらの会社線を通して1枚の乗車券で旅行することが可能であり、運賃は「連続乗車として通算」されます。つまり、JR北海道線を含む場合でも、途中で会社が変わっても営業キロを通算して計算 ... 続き
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1-2 本州3社と四国を連続して乗車する場合
JR運賃・料金の計算における基本原則として、鉄道会社をまたがって乗車する場合の扱いが重要です。 本州のJR3社(東日本旅客鉄道〈JR東日本〉、東海旅客鉄道〈JR東海〉、西日本旅客鉄道〈JR西日本〉)および四国旅客鉄道(JR四国)を連続して乗車する場合は、これらが同一の「JR線」として扱われ、1枚の乗車券で通算計算できるのが原則です。 つまり、出発駅から目的駅までの営業キロ(距離)を通算し、JR運賃表に基づいて運賃を算出します。たとえば、東京から高松まで(JR東日本・JR東海・JR西日本・JR四国 ... 続き
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1-3 本州3社と九州を連続して乗車する場合
JRの運賃計算の基本では、旅客営業規則に基づき会社境界をまたぐ乗車(連続乗車)の場合の取扱いが明確に定められています。 本州3社(JR東日本・JR東海・JR西日本)とJR九州を連続して乗車する場合、これらの会社間は「本州3社・九州間は連続運賃として計算できる」とされています。つまり、東京から博多までのように、JR東海・JR西日本・JR九州をまたいで乗車する場合、各社ごとに分割せず通しで営業キロを合算し、1つの運賃として計算します。 ただし、JR北海道またはJR四国を含む場合は例外で、それぞれの会 ... 続き
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2-1 営業キロ等の通算の原則
JR運賃の計算における営業キロ通算の原則とは、旅客が複数の鉄道路線を乗り継いで移動する場合に、運賃を計算する際の距離(営業キロ)をどのように合算するかを定めた基本的な考え方です。 JRでは、運賃は「営業キロ」(実際の営業距離)に基づいて計算されます。運賃表は距離帯ごとに設定されており、複数の路線を利用しても、経路が一連の旅として認められる場合は営業キロを通算して計算します。これを「通算の原則」といいます。 ただし、通算が認められるのは、乗車経路が合理的で、実際に鉄道で連続して移動できる場合に限ら ... 続き
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2-2 営業キロ等の打ち切りの原則
JR運賃の計算における「営業キロ等の打ち切りの原則」とは、鉄道運賃を算出する際に基準となる営業距離(営業キロ)を計算する際の処理方法を定めた原則です。 JRの運賃は、出発駅から到着駅までの営業キロ(実際の営業距離)に基づいて決定されますが、その距離の端数処理(打ち切り)には一定のルールがあります。基本的には、1キロメートル未満の端数は切り上げて計算します。たとえば、営業距離が52.3kmであれば53kmとして扱います。これは、鉄道運賃の公平性と簡便な計算を目的としています。 この処理後の営業キロ ... 続き
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3 通過連絡運輸
通過連絡運輸(つうかれんらくうんゆ)とは、JR線と他の鉄道会社(私鉄・第三セクターなど)をまたいで1枚の乗車券で乗車できる制度を指します。旅客が複数の鉄道会社を乗り継いで目的地へ向かう場合でも、あらかじめ定められた経路であれば「通し運賃」で計算されるのが特徴です。 通過連絡運輸の範囲は、JR各社相互間、またはJRと私鉄など他社線との間で設定されており、「連絡運輸取扱区間」として国土交通大臣の認可を受けています。たとえば、JR東日本と東武鉄道の間(栗橋経由)や、JRと近鉄・南海などの接続区間が代表例です ... 続き
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