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3-1 宿泊の登録
宿泊の登録とは、宿泊施設(ホテル・旅館など)が宿泊者の受け入れに際して行う、宿泊者情報の記録・確認手続きを指します。
これは「旅館業法」および「モデル宿泊約款」に基づき、宿泊者の安全確保や防犯、公衆衛生のために義務付けられています。
宿泊者はフロントで宿泊者名簿(レジストレーションカード)に、氏名、住所、職業、到着日・出発日、国籍、旅券番号(外国人のみ)などを記入します。
外国籍の旅行者で日本に住所がない場合は、旅券の提示およびコピー保存が必要です。
宿泊施設は、宿泊者の本人確認を適正に行い、名簿を帳簿として一定期間(通常3年間)保存する義務があります。
この情報は、感染症発生時の追跡調査や緊急時の安否確認などに活用されます。
また、モデル宿泊約款では、宿泊登録時に利用目的や人数、料金支払い方法などを確認し、宿泊契約を正式に成立させると定めています。
宿泊登録は、宿泊契約履行の第一段階であり、旅行業務や宿泊実務の基本的な手続きです。
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