ガイドブックス株式会社

宿泊約款における申込金とは、宿泊契約が成立した際に宿泊客が施設に支払う「予約保証金」にあたるもので、宿泊契約履行の確約および一部前払金の性格を持ちます。

宿泊者が予約を申し込むと、施設側は定められた期限までに申込金の支払いを求めることができ、これが支払われた時点で契約が正式に成立します。

申込金は、宿泊料金・取消料・違約金のいずれかに充当されます。

もし宿泊客が期日までに申込金を支払わなかった場合、宿泊施設は契約を解除できる旨が約款に定められています。

また、宿泊客が契約成立後に取消を行った場合、申込金は取消料に充当されることが多く、残額がある場合は返金されます。

逆に、宿泊施設側が都合により契約を履行できなくなった場合には、支払われた申込金を全額返還しなければなりません。

このように申込金は、宿泊契約の履行確保と取消時の精算を円滑に行うための制度であり、旅行業務や宿泊手配において重要な要素となっています。