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3-2 税金および料金

旅行業法における国際運送約款の税金および料金は、国際航空券や国際運送契約における運賃構成の重要な要素です。

まず、運賃(Fare)とは、旅客が支払う基本的な輸送代金であり、航空会社がIATA(国際航空運送協会)や自社規定に基づいて設定します。

これに加えて、税金(Taxes)と料金(Charges)が上乗せされ、総支払額(Total Amount)となります。

税金には、各国政府や空港が課す出入国税・空港使用料・保安料・環境税などが含まれます。

これらは航空運賃に含まれず、航空券の購入時に別途加算されます。国や空港によって金額が異なり、経由地が増えるとその分の税金も加算されます。

一方、料金(Charges)には、航空会社が定める燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)や発券手数料などが含まれます。

燃油価格や為替変動によって変動するため、航空券の価格は一定ではありません。

つまり、国際航空券の総額は「基本運賃+税金+料金」で構成され、旅行業者はこれらを明確に表示・説明する義務があります。

旅行業法上も、顧客に誤解を与えないよう、内訳を正確に提示することが求められています。