観光資源開発 ガイドブックス

キューバ中南部に位置する世界遺産の街 トリニダー（Trinidad） は、スペイン植民地時代の面影を色濃く残す観光資源が豊富で、「キューバで最も美しい古都」とも称されます。

旧市街には、18〜19世紀の砂糖産業で繁栄したコロニアル様式の邸宅や石畳の街並みが保存され、マヨール広場（Plaza Mayor） を中心に歴史地区を散策する観光が人気です。

広場周辺のロマンティコ博物館や市立歴史博物館では当時の貴族文化や砂糖交易の歴史を学べます。

郊外には、かつて多くの砂糖プランテーションが広がった ロス・インヘニオス渓谷（Valle de los Ingenios） があり、世界遺産の一部として保存されています。

特に マンカニリャ・タワー（Manaca Iznaga Tower） は奴隷見張り塔として知られ、現在は展望スポットとして人気です。

さらに、トリニダーは自然観光の拠点でもあり、エスカンブライ山地のトピス・デ・コヤンテス自然公園では滝や森林を楽しむエコツアーが盛んです。

また、近郊の アンコンビーチ（Playa Ancón） は白砂と透明な海が特徴で、カリブ海リゾートとしても高い人気を誇ります。

歴史・文化遺産と自然景観が融合したトリニダーは、キューバ観光を代表する魅力的な目的地です。

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