観光資源開発 ガイドブックス

日本には全国各地に名湯と呼ばれる温泉地が点在し、それぞれ特色ある泉質や歴史を持っています。

北海道では登別温泉が有名で、硫黄泉や鉄泉など多彩な湯が楽しめます。

東北では青森の酸ヶ湯温泉（強酸性の大浴場）、秋田の乳頭温泉郷（秘湯情緒）、福島の飯坂温泉が知られます。

関東では群馬の草津温泉（強酸性硫黄泉で日本三名泉の一つ）、栃木の鬼怒川温泉、神奈川の箱根温泉郷が人気です。

中部では岐阜の下呂温泉（日本三名泉）、長野の別所温泉、石川の和倉温泉が伝統を誇ります。

関西では兵庫の有馬温泉（日本三古湯、金泉・銀泉が特徴）、和歌山の白浜温泉（海浜の名湯）が代表的です。中国地方では島根の玉造温泉（美肌の湯）、鳥取の三朝温泉（ラジウム泉）が有名です。

四国では愛媛の道後温泉（日本三古湯）、香川のこんぴら温泉郷が知られます。

九州では大分の別府温泉・湯布院温泉、熊本の黒川温泉、佐賀の嬉野温泉、鹿児島の霧島温泉が全国的に人気で、沖縄にも個性的な温泉があります。

いずれも歴史・文化・景観と結びつき、観光資源として重要な存在です。