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雲仙天草国立公園は、長崎県から熊本県にかけて広がる国立公園で、1934年に日本初期の国立公園のひとつとして指定されました。

長崎県側では雲仙温泉と普賢岳を中心とした雲仙地域が有名で、標高1,300m級の山々が連なる雲仙岳は登山やトレッキングに人気です。

春はミヤマキリシマの大群落、秋は紅葉、冬は樹氷と四季折々の自然が楽しめます。

雲仙温泉は「地獄」と呼ばれる噴気地帯が名物で、硫黄の香りに包まれた湯けむりの風景は迫力満点。療養地としても古くから親しまれています。

一方、熊本県側の天草地域は大小120余りの島々からなり、美しい海と多島海景観が広がります。

イルカウォッチングやシーカヤック、海水浴などマリンレジャーが盛んで、新鮮な海の幸も魅力です。

また、天草はキリシタン文化の歴史が色濃く残り、教会群や資料館を巡る旅も人気です。

アクセスは長崎市から雲仙温泉まで車で約1時間半、天草へは熊本市から車で約2時間半。

雄大な山と海、温泉と歴史文化を一度に味わえる贅沢な国立公園です。