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端島（軍艦島）は、長崎県長崎市の沖合約19kmに浮かぶ小島で、かつて海底炭鉱で栄えた場所です。

島の形が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれました。

最盛期の1960年代には約5,300人が住み、当時の東京以上の人口密度を誇りました。

高層鉄筋アパートや学校、病院、商店などが立ち並び、近代化産業の象徴として発展しましたが、1974年の閉山とともに無人島となり、現在は廃墟群が残されています。

2009年には上陸観光が解禁され、ガイド付きツアーで一部エリアを見学できます。

荒廃した建物群や迫力ある景観は「廃墟美」として人気で、写真愛好家にも注目されています。

また、2015年には「明治日本の産業革命遺産」の一部として世界文化遺産に登録され、国際的にも知られる観光地となりました。

長崎港からは複数のクルーズ船が運航しており、天候次第で上陸不可の場合もありますが、周遊クルーズからの眺望も見ごたえがあります。

近代史と人々の生活の痕跡を体感できる軍艦島は、長崎観光で外せないスポットです。