ガイドブックス株式会社

旅行業法における募集型企画旅行の契約の申込みは、原則として旅行者が申込書を提出し、所定の申込金を支払うことで行います。しかし、近年の利便性向上のため、電話やインターネット等による予約も認められています。この場合、旅行者が電話などで参加を申込み、旅行業者がその申込みを承諾した時点で契約は成立します。ただし、申込金の支払いは後日行うことになり、業者が指定する期日までに納付しなければなりません。期日までに申込金が支払われない場合は、契約は自動的に無効となるのが原則です。また、電話やオンライン予約では、旅行条件や旅行代金、取消料などの重要事項を口頭や電子的な方法で正確に説明する必要があり、これが不十分な場合には業者の責任が問われます。つまり、募集型企画旅行の電話予約は、利便性を確保しつつも、申込金の納付や条件説明の徹底によって契約の成立要件と旅行者保護を両立させる仕組みとなっています。