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臼杵石仏（うすきせきぶつ）は、大分県臼杵市にある国宝指定の磨崖仏群で、日本を代表する仏教遺跡のひとつです。

平安時代後期から鎌倉時代にかけて造られたとされ、凝灰岩の岩壁に刻まれた磨崖仏は約60体。

そのうち59体が国宝に指定されており、石仏としては全国で唯一の国宝です。

特に「ホキ石仏第一群」の阿弥陀如来像は端正な美しさで知られ、「臼杵の大仏」として親しまれています。

苔むした岩肌と調和する仏像群は、訪れる人に荘厳で神秘的な印象を与えます。

夜間ライトアップや四季折々の自然とのコントラストも魅力で、春は桜、秋は紅葉に彩られた石仏群が楽しめます。

周辺には臼杵城跡や武家屋敷通り、臼杵ふぐをはじめとする郷土料理を味わえる飲食店もあり、歴史と文化、グルメを組み合わせた観光が可能です。

アクセスは大分市から車で約40分、JR臼杵駅からバスで約20分と便利。

静謐な雰囲気の中で歴史と信仰の重みを感じられる臼杵石仏は、大分観光の必見スポットです。