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徳島県の四国八十八ヶ所霊場は、日本を代表する巡礼観光資源のひとつであり、文化・歴史・自然・信仰が融合した魅力を持っています。

徳島県は四国霊場の第1番霊山寺（鳴門市）から第23番薬王寺（日和佐町）までの札所があり、「発心の道場」と呼ばれます。巡礼者はこの地で修行を発心（信仰に目覚めること）し、徳島を起点に四国一周約1,400kmの巡礼の旅を始めます。

観光資源としては、霊場寺院そのものの歴史的建造物や仏像、庭園のほか、遍路道沿いの自然景観（鳴門の渦潮、阿波の山里、日和佐海岸）などが挙げられます。また、地域住民が遍路者をもてなす「お接待」の文化も徳島の精神文化を体現しています。

さらに、霊場を巡る「お遍路体験」や、白装束姿の参拝ツアー、朱印集めなどが国内外から注目を集めており、信仰と観光を融合した文化遺産的観光資源として高い価値を持っています。