宿泊施設管理 ガイドブックス

広島県広島市中区にある縮景園（しゅっけいえん）は、江戸時代の1620年に藩主浅野長晟によって、茶道をたしなんだ家臣・上田宗箇が設計・築庭した大名庭園です。

京風の山水を小規模に借景・再構成した設計で、池・築山・小島・橋・茶室が巧みに配置された“回遊式庭園”として知られます。

中心にある「濯纓池（たくえいち）」と、その中の鶴島・亀島の小島がアクセントとなっています。

被爆後も残る樹齢200年以上の大イチョウ（被爆樹木）など、歴史的な樹木も園内の魅力のひとつです。

四季の変化が豊かで、春の桜・桃花、夏の緑、秋の紅葉、冬の梅・山茶花など、どの時期も美しい風景を楽しめます。

広島市中心部にあり、交通の便も良いため市内観光の合間に立ち寄りやすいスポットです。

庭園内をゆっくり散策すると30分〜1時間ほどが目安。時間の余裕を持って訪れると落ち着いて楽しめます。

季節ごとに表情が変わるため、桜の時期や紅葉の時期を狙って訪れるのもおすすめです。

茶室・休憩所も整っていますので、散策途中に一息つくのも良いでしょう。