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和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある熊野那智大社は、熊野三山（本宮・速玉・那智）の一つとして知られる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中心的存在です。

主祭神は熊野夫須美大神（くまのふすみのおおかみ）で、縁結びや開運、延命長寿のご利益があるとされています。

那智山の豊かな自然の中に鎮座し、朱塗りの社殿と背後にそびえる「那智の滝」は圧巻の景観です。

滝は落差133メートルと日本一を誇り、古来より滝そのものが御神体とされてきました。

参道には青岸渡寺や熊野古道・大門坂などもあり、歴史的・霊的な雰囲気を感じながら散策が楽しめます。

アクセスはJR紀伊勝浦駅から那智山行きバスで約30分、または那智駅から徒歩とバスを組み合わせるルートも人気です。

観光のベストシーズンは新緑と紅葉の時期で、那智の火祭り（7月）も見応えがあります。