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熊野本宮大社（くまのほんぐうたいしゃ）は、和歌山県田辺市本宮町に位置する熊野三山の中心的存在で、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」にも登録されています。

創建は古く、熊野信仰の総本宮として全国約3,000社ある熊野神社の総本社です。主祭神は家津美御子大神（けつみみこのおおかみ／素戔嗚尊）で、厄除・開運・再生の神として信仰されています。

かつては熊野川中州の「大斎原（おおゆのはら）」に社殿がありましたが、明治22年の大洪水後に現在地へ遷座しました。

旧社地には日本一の高さ約34メートルの大鳥居が建ち、荘厳な雰囲気を感じられます。

アクセスはJR新宮駅や紀伊田辺駅からバスで約1時間半。熊野古道「中辺路（なかへち）」や「大日越」などの参詣道を歩いて訪れるのも人気です。

境内は杉の巨木に囲まれ、神聖な静寂が漂います。

周辺には温泉地「湯の峰温泉」「川湯温泉」「渡瀬温泉」があり、参拝後の湯めぐりも魅力です。

熊野信仰の精神と自然の力を感じられる、日本屈指の聖地です。