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奈良県奈良市にある唐招提寺（とうしょうだいじ）は、鑑真和上が759年に創建した寺院で、南都六宗の一つ「律宗」の総本山です。

奈良時代の唐文化を色濃く伝える貴重な伽藍が残り、1998年には「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。

境内の中心には国宝の金堂があり、8世紀当時の建築様式をほぼそのままに伝えています。

堂内には盧舎那仏坐像、千手観音立像、薬師如来立像などが安置され、荘厳な雰囲気に包まれます。

また講堂も国宝で、平城宮の朝堂院正殿を移築したと伝えられる歴史的建造物です。

境内には鑑真和上の御廟や、静かな庭園「鑑真和上御影堂」などもあり、四季折々の自然とともに厳かな空気を味わえます。

アクセスは近鉄西ノ京駅から徒歩約8分。周辺には薬師寺や秋篠寺などもあり、奈良の古代仏教文化をめぐる散策に最適です。

歴史・建築・信仰の三拍子がそろった、奈良観光の必見スポットです。