宿泊施設管理 ガイドブックス

滋賀県東近江市の山中、湖東三山に数えられる百済寺は、推古14年（606年）に 聖徳太子 の勅願で創建されたと伝わる、近江でも最古級の寺院のひとつです。

標高700ｍ近くの鈴鹿山系西麓に広がる境内は、かつて「東の叡山」とも称された千坊以上の僧坊群を抱えていた壮麗な規模を今に偲ばせます。

その風格ある石垣参道や、春の新緑・夏の千年菩提樹の香・秋の紅葉・冬の雪景色と、四季それぞれに魅せる風景から「四季百彩」の寺とも言われ、紅葉時期には「日本紅葉百選」にも選定されています。

拝観は、午前8時30分から午後5時（受付は午後4時30分）まで。拝観料は大人600円前後です。

車でのアクセスは、名神高速「八日市IC」から約10〜15分。公共交通を利用する際は、ＪＲ「能登川駅」または「近江八幡駅」からバスで向かいます。

山寺ならではの坂道・石段がありますので、歩きやすい靴のご準備をおすすめします。

また、紅葉シーズンは混雑・駐車場の満車に注意です。静かな時期の訪問でも、自然と歴史が融合した静謐な時間が味わえます。