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滋賀県甲良町にある西明寺（さいみょうじ）は、紅葉の名所として知られる天台宗の古刹で、湖東三山（西明寺・金剛輪寺・百済寺）のひとつです。

仁明天皇の勅願により平安時代初期の承和年間（9世紀）に創建され、国宝・重要文化財を多く有する歴史深い寺院です。

境内の中心となる本堂（国宝）は鎌倉時代に再建されたもので、入母屋造りの荘厳な建築が特徴。

内部では平安〜鎌倉期の仏像群が安置され、特に薬師如来像は名品として知られます。

また、三重塔（国宝）は優美な均衡をもち、周囲の自然と調和した姿が印象的です。

西明寺は四季折々の景観が魅力で、特に秋は紅葉が境内を鮮やかに彩り、湖東三山随一の美しさとも称されます。

春の新緑、初夏の苔庭の風情も人気があります。

アクセスはJR彦根駅や米原駅からバス・タクシーで約30〜40分ほど。

近隣の金剛輪寺・百済寺と合わせた周遊観光が定番で、1日で文化財・自然美・古刹巡礼を楽しめます。