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北陸地方の宿泊施設の現況と展望

Current status and outlook for accommodation facilities in the Hokuriku region
北陸信越地域を管轄する 北陸信越運輸局 の集計によると、令和6年(2024年)における延べ宿泊者数は約 4,588万人泊 で、前年から+14.1%、またコロナ禍前の令和元年比でも+9.3%の回復を示しています

特に、観光庁の全国宿泊旅行統計では、2024年において外国人延べ宿泊数が大きく増加しており、地方部での伸びが顕著です。

石川県では、令和5年に観光入り込み客数が前年対比118.0%と回復傾向にあるとの報告があります

全国データでは、宿泊施設全体の客室稼働率が59.6%と報じられており、施設タイプ別では旅館が36.1%と低めの稼働率となっています。

また、石川県で発生した 能登半島地震 の影響を受け、特定地域では宿泊数が大きく落ち込んだ事例もあります

2025年6月時点で、北陸信越管内(4県)の延べ宿泊者数が前年同月比で7.3%減と、国内宿泊(日本人)需要の低迷が影響していると報じられています。

石川県では2024年に外国人延べ宿泊者数が前年比約2倍(+122%)という大幅増となり、全国でもトップクラスの伸びを示しています。

このことから、北陸地域の宿泊施設においても、外国人観光客を意識した施設・サービス整備(多言語対応、特色ある体験宿泊など)がますます重要となるでしょう。

投資銀行等の調査によると、2030年に向けて北陸3県における高級宿泊施設(ラグジュアリーホテル)需要が拡大するという推計があります。

つまり、単なる宿泊の場としてだけでなく、「地域ならでは」「質・体験・ラグジュアリー」を重視する宿泊施設の存在価値が高まると見られています。

一方で、国内宿泊(日本人)の回復が遅れている、旅館の稼働率が低い、自然災害リスクやアクセスの課題が残るなど、改善すべき点も明らかです。

特に自然災害による影響を受けやすい地域(例:能登半島)では、災害対応・復旧・安全確保・交通インフラ強化が宿泊施設運営において重要なテーマです。

また、地域観光と宿泊施設の連携(観光資源開発、プロモーション、地元体験プログラムなど)が、観光客誘致・宿泊需要拡大に向けて鍵を握るでしょう。

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